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「週末陶芸のすすめ」という本のすすめ

正月に奮発してつくる陶磁郎42を購入してみた。
目的は付録の小山耕一さんのロクロ独習マニュアル【応用編】だったりする。
基本編は大変参考になり、何度も観ています。(ロクロやらへんくせに)
菊練りとか全然出来なかったのが、このDVDでエセ菊練りができるようになった。
応用編はあっという間に終わってしまうほど内容が濃い。(ロクロやらないのに)
42号は2008年3月に出た本である。何故今なのか?
特集が「絵付け」だったので買う気が無かったというのが答え。(絵付けは興味なし・・・)
基本編の時の特集は「十二支のどうぶつをつくる」なので買わない理由がない。

せっかく買ったので、絵付け特集を隅々まで読んでみると絵付けも面白かった。
読み物の中に「単身赴任・焼きもの扮戦記」という面白い連載があり、
そこに「週末陶芸のすすめ」が文庫化されたと記載してあった。
非常に読みにくい、ハードカバーやでかい本が大嫌いな自分は「文庫?」
「買おう・・・。」ということに。
前置きが長すぎた。

週末陶芸のすすめ (文春文庫PLUS) (文庫) 林 寧彦 (著)
すごく面白かった。買ったその日に読破しました。

共感できる内容がたくさんある。
以下に抜粋してみる。

■「別にカネが欲しくて出品しているわけではないのだ。
 自分の作った作品をみんなに見て欲しいのだ。
 ・・・本当に気に入ってくれたのならタダであげたって構わないのだ。」

何気にそうなんですよねぇ~。自分もあげちゃいますし。

■「備前は収縮率が高いため、釉薬をかけても剥がれてしまう」

と書いてある。
お~っ!そうかぁ、岡山出身の方なので理にかなっている説明。
意識してなかった!

■「陶芸という視点からの化学は面白いのである」

あ・・・同じ。高校の時、陶芸やってたら化学がすごく面白かっただろうと思う。

林さんという方は趣味の陶芸で行くとこまで行ってしまった方ですが、行くいとこまで行きたい人には参考になるし、中途半端な自分には「そこまでは行くまい・・・」とブレーキになりました。

そもそも自分の場合、趣味はある程度までで深入りせず、余りお金をかけない用に工夫して楽しむことが長続きの秘訣だと思ってます。
釣りも程々の道具でルアーとか海、スキーも道具を10年以上使ってます。
熱帯魚も超高級アジアアロワナやネオケラは欲しいけど、我慢してノーザンやエンドリで満足する。

もう、読んでくださいとしか言えない。
陶芸を始めようとしている方にもお勧め!陶芸に少し近道できます。
(と思う。既に3年程趣味にしてる自分では本当に初心者にお勧めかは自信ないですけど)

陶芸を趣味でやってる方にもお勧め!
自分はロクロを使って器を作ら(れ)ないので陶芸というより「粘土遊び」で恐縮です・・・。

by cokky1 | 2009-01-05 23:58 | 陶芸 | Comments(4)

Commented by ちこさく at 2009-01-06 21:08 x
面白そうな本ですね!いい本との出会いでしたね^^
陶磁郎42の絵付け特集も見てみたいと思いました。
Commented by cokky1 at 2009-01-06 22:40
>ちこさくさんへ
陶芸関係の読み物大好きです。
絵付け特集は竹の描き方に惹かれました。
水墨画の勉強すれば上手く描けるのかなぁとか・・・。
濃淡による遠近感なんかがすごいと思いました。
描いてみたい~。
Commented by とき at 2009-01-07 11:55 x
私も時々つくる陶磁郎買います。備前だけでなく
いろんなことが勉強になるので。
表現技法も豊富で楽しいですよね。

水墨画とかも楽しそうですねぇ~。
筆の使い方一つで、すべての絵が描けるってすごいです。
Commented by cokky1 at 2009-01-07 19:06
>ときさんへ
コメントありがとうございます。
ときさんは絵がお上手なので、備前にこんぶさん描いてみたらかわいいと思いますけど。
備前に絵付けは無しですかね?