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ワラ灰で釉薬?

稲刈りの季節を迎えたあとに、ワラ少しキープしておきました。
最近の稲刈りは、一気に籾殻になっちゃうは、ワラが細切れになっちゃうはで事前に言っておかないとワラが手に入らないです。
で、気が向いた時に田んぼに出向き、壊れたホットプレートの上でセコセコ少しづつわらを燃やしました。
■準備したもの
(1)ホットプレート(灰を無駄にしないため、この上で焼く)
(2)バケツ2つ(100均の10Lバケツ)
 ・灰を持ち帰るためのもの
 ・水入れて最後の消火に使う
(3)霧吹き
(4)火はさみ
(5)壊れた鍋(灰を一時的に入れて冷却するために持っていった。未使用・・・。)
(6)ライター(火をつけます。)
(7)ワラ(10束位かな?)
(8)園芸用ふるい

■灰作り手順(場所:田んぼの中)
(1)ホットプレートの上でわらを燃やす。
(2)ある程度灰が溜まったら火はさみでふるいの上に乗せる。
(3)ふるいにかけながらバケツに灰を入れつつ、霧吹きで水を入れて冷却する。
※これをずーっとワラが無くなるまで繰り返す。(>_<)
バケツ一杯も溜まりませんでした・・・。火の後始末を忘れずに。
(4)終了後に再度、全ての灰をふるいにかけて別のバケツに移しました。

■水簸(すいひ)
(1)お湯の方がいいらしいのでお湯を入れてかき回す。
(2)灰色の泡(アクらしい)が出るのでアク取りで取り除く。
  2,3日放置。
(3)上水を捨てる。これを適当に繰り返す。
※アクがあったらどうなるかは知らないですけど、やってみました。

陶芸の先生に様子を見てもらうと、乳鉢で擦らないとダメとのことでやってみました。
ワラ灰で釉薬?_c0024502_2032359.jpg

ワラ灰の入った水は結構アルカリ性に傾いていて、素手で触るとヌルヌルして皮膚が溶けてる感が味わえます。※超危険なので真似しないで下さい。
水槽のPhを測る試験紙でphを測ってみたものの、強烈に赤く変化したけど、その色がPhいくつなのかを見る表が見当たらなくてさっぱりでした。Ph8、9いってたのではないでしょうか。
いつも酸性に傾いている水槽ではありえんです。
で、ワラ灰って釉薬では溶けるのを止めるブレーキ剤として使うようで。
教室の透明釉(長石+石灰って先生が言ってました)に少しワラ灰を入れてテストピースを焼いてみた結果が下です。
ワラ灰で釉薬?_c0024502_20335441.jpg

乳濁すると聞いてたのですがそのままでした。志野と同じ??
自分が購入したチタン窯変釉ってのが、教室の窯で焼くとダラダラ&ブクブク泡だって使えない。温度域は合ってるのに~。
で、この使えない釉薬を使える釉薬にするために必死にワラ灰を作った次第でした。
元々チタンが牛乳を垂らしたみたいになるので、白どおしでかつブレーキかかるということでバッチリ!ただ分量が分からないです。
先生は、ワラ灰の配分を変えたテストピースを作ってから混ぜた方がいいとおっしゃってましたが、テストピース作るの面倒くさい。
タダでさえ釉薬かけるの下手&面倒で嫌いなのにやってらんない。
適当に混ぜる予定~。どーせ使えない釉薬だしいいじゃん?
釉薬ってのを自分で作ってみたかったというのもあったし、この様な作業は楽しいです。

by cokky1 | 2006-12-17 20:52 | 陶芸 | Comments(0)